三ツ沢で会いましょう (1) - 横浜FCはいつ私に気づくのか? - | 普通の人が読むサッカー

三ツ沢で会いましょう (1) - 横浜FCはいつ私に気づくのか? -

 シーズンオフともなると、このブログもあまり書くことがなくなります。なので実は、Jリーグ開幕までお休みさせていただこうかと思っていたのですが、毎回読んでいただく方にそれは失礼なのではないかと言うことで、シーズン開始までの連載を開始しようと思います。
 で、12月に入ったあたりからから、何が良いかと考えていました。候補としては、

 『すぐに使える! 簡単フェイント』
 『5分でわかる! サッカー解説用語集』
 『目指せ!にわかサポーター Jリーグチーム紹介』

などを考えていたのですが、年末に書いた『私たちは忘れないでしょう』の評判が、思いのほか良かったので、横浜フリューゲルスの魂を受け継いだチーム、横浜FCについての私の熱い思いのたけをこのブログにぶつけることにしました。

 私は中学生のときに横浜市に引っ越してきて以来、かれこれ15年ほど(一人暮らしの4年間を除く)横浜市に住んでいます。私がサッカーを始めて観戦したのもちょうどそのころ(最初に観る試合9条件参照)ですので、サッカー観戦暦も15年ほどと言うことになります。

 昔ほどではなくなりましたが、今も頻繁に試合に足を運び、鹿島アントラーズのファンですが、川崎フロンターレの試合を見に行ったりもします。マリノスが好きではありませんが、横浜市民としてマリノス対フリューゲルスの横浜ダービーマッチ(同じホームタウン同士の対戦をこう呼びます)は極力見に行ってました。

 サッカー雑誌は頻繁に買います。DVDもたまに買います。グッズはタオルマフラーだけ買います。チケットがあまっていると聞くと「じゃあ、行くか」ってな感じで、興味があまりなかった試合でもお金を払います。一方、売り切れ必死の試合は「みんな観たいに決まっているのだから、自分は遠慮して、TVで見よう」という大人な面もあります。

 15年も観続けていると、酸いも甘いも噛みしめてきます。熱く戦術論を語る人には戦術論で返し、初心者には押し付けがましくないように心がけながら昨日の試合のコメントをします。サポーター席に座れば歌って踊って、指定席に座ればじっくり観戦。チームが負け続けても、チームバスに石を投げるようなまねはしません。ただただ次の試合の勝利を願います。

 どうですかみなさん。理想的なサッカーファンだと思いませんか?

 しかし、そんな理想的なサッカーファンのこの私でも、時にはやるせない思いに駆られることがあります。それは『横浜FCはいつ私に気づくのか?』ということです。
 横浜市には私と言う理想的なサッカーファンがいるにもかかわらず、横浜FCは直接的にも間接的にもまったくアプローチをしてきません。いつかその日のためにと、横浜FC情報を頻繁にチェックしますが、未だ彼らの試合を見たことがありません。
 横浜FC誕生から実に6年、私と彼らとの間にある溝は、果たして埋まる日が来るのでしょうか?

 おそらく、横浜市には私と同じような理想的なサッカーファンが大勢いるはずです。彼らは横浜FCからのアプローチを今か今かと待ち望んでいます。彼らはきっかけさえあれば、すぐにでも三ツ沢球技場に駆けつける人たちばかりです。

 連載のタイトルは『三ツ沢で会いましょう』にしました。
 それでは、2005年Jリーグ開幕までの、しばらくの間お付き合いください。